木は乾かして使うもの
木材の乾燥には2種類の乾燥方法があります。 人工的に乾かす機械乾燥ともう一つは自然乾燥です。(最近では両方あわせた乾燥方法もあるようですが)どちらも一 長一短があります。
高温での機械乾燥は短時間でひび割れも少なく乾燥しますが、内部割れ という現象がおき木がもろく燻ぶった色になり艶がなくなります。 ようは木が死んだ状態になります。 自然乾燥の場合は 乾燥 時間が長く機械乾燥にくらべてひび割れも多くなりますが木は生きた状態のままですので色艶が良く本来の木の美しさが得られます。 最近では自然 乾燥の良さが見直されて来ています。 ところが、自然乾燥には大きなリスクが伴うのも事実なのです。 まず第一に(乾燥 時間)が長いということです。 それではどのくらいの時間が必要な のか、その木の状態によってかなりの差が出てきます。 原木の時の乾燥状態、伐採したときの時期、年輪の細かさ、節の状態、乾燥 時期などさまざまな条件で違いが出てくるのです。(ただ積んで置けばいい)では駄目なのです。 そのため各事業所により蓄積されたノウハウがあるよです。 一般的な自然乾燥ですと約半年間から一年間それでも乾燥しない木もたくさんあり ます。 これだけの期間、注文材ではないので寸法もわからない何棟分もの材料をオーバーサイズ で約半年間から一年間もストックするのすから大きなリスクが伴うのも当然です。 当事業所でも自然乾燥に力を入れて日夜頑張っております。 |