| 超低温相対吸湿式木材乾燥庫
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| 超低温相対吸湿式木材乾燥庫 | 
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|  当店で開発した当店独自の室温約40度で乾燥させる木材乾燥庫です。   仕上りは自然乾燥とまったく同じです。   構造材はすべて杉の芯去り材で天井、床、壁はすべて二重構造の杉板貼ででき   ています。熱源は廃材利用の薪ストーブと電熱のファンヒーターです。   生材を入れたばかりの庫内は室温40度で湿度90%位になり、含水率10%以下   だった内張りの杉板は、波をうつように膨れ上がり含水率が、50%以上までに   なります。しかし乾燥が進むにつれて最終的に室温40度で湿度10%位迄まで   下がります。このとき入れた材料の含水率も10%前後までになり、内張りの   杉板の含水率も10%以下になります。   中に入れた木材と内貼りの杉板がお互いに水分を吸ったり吐いたりしながら   40度という環境の中で、ごく自然の形で乾燥していくのです。   乾燥期間は、住宅用構造材で約2〜3週間で小さな下地材や小割り材については   1〜2週間位です。 又、乾燥中でも自由に出入りができて乾燥具合を直接確認できます。   これが超低温相対吸湿式木材乾燥庫です。   人も動物も木も生きものです。自然界にないような高温で乾燥すれすば、人も   動物も木もすべて死んでしまいます。いま主流の高温木材乾燥機は、無理やり   木を殺して人でいえばミイラ化させて狂わない様にしています。   木の持つ水分だけではなく、大切な養分までも吐き出させているのです。   これでは、だだ狂いが少ないというだけで、木の香りや艶がまったくなくなり、   もろくなるだけです。高温で乾燥させた木材は、茶色になり焦げ臭いにおいが   します。   木と優しく付き合うには自然乾燥が一番です。こうすることで木も人に優しく   なるのです。 | 
|  長さ6mまでの構造材や下地材用の乾燥庫 | 
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|  ドアを閉じた状態 |  観音開きドアを開いた状態 | 
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|  壁板には45㎜間隔で幅3㎜深さ5㎜のスリット入 |  乾燥途中の庫内 | 
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|  庫内監視用カメラと温湿度計 |  熱源の薪ストーブと電熱ファンヒーター | 
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|  温度管理用のサーモスタット |  上が外の温湿度、下が庫内の温湿度 | 
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|  薪ストーブには端材を利用 |  庫内に桟済み | 
|  2m迄の造作材用乾燥庫 | 
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|  熱源の薪ストーブ |  熱源の電熱ファンヒーターと空気循環用扇風機 | 
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|  庫内監視用カメラと温湿度計 |  温度管理用のサーモスタット |